さよなら

2020年07月24日
アメリカ某所に住む姪 モナちゃんは、

傷ついた鳩を保護して毎日お世話をしていた。

ルーシーと名付け、段ボールとタオルで療養用のベッドまでつくって、

回復後は食卓も同じくし、かわいがってた。

 治りかけてもまだルーシーはそこにいた。

 ずっと友達かと思っていた。


ある日、ルーシーは飛び立った。
わたしが朝5時ごろ寝ぼけ眼でLINEを見ると、一つの動画の通知があった。

「ルーシーが、いっちゃったの、まどから、とんでいっちゃった」

モナちゃんはそう言って、号泣していた。

叔母まきちゃん号は、

胸が痛くなってすぐさまベッドの中からLINEでテレビ電話をした。

号泣動画から、なん十分もたってない。

すごい元気やん!

走り回る姪の代わりに

わたしの相手は、モナの親友がしてくれた。